コンプライアンスは、構築するものではなく、デザインするものと私達は考えています。 単に規則を決めてそれを社内で遵守させようとしても、大事なものが欠けてしまいます。それは優れた「デザイン」に要求される「心地よさ」と「使い勝手の良さ」です。
 今まで金融機関のコンプライアンスは、金融庁の「検査マニュアル」や「ガイドライン」を参考にしながら、それらの中で要求されている事項や禁止されている事項を一つ一つなぞるような形で社内規則や社内体制を作ってきました。しかし、それでは実際の業務を行う現場において、コンプライアンスが十分に、また効率良く機能しない事が金融庁にも金融機関においても徐々に分かってきました。
 また一方で、金融ビジネスを取り巻く環境は、日進月歩で大きく変化しているため、グローバルな業務展開や業務の急速な複雑化に対して、従来の画一化、固定化された「コンプライアンス体制」では、時代の変化のスピードに追いついていけず、社内のリスク管理もビジネス戦略も立ちいかなくなっている事も明らかになってきました。
 このような現実に対応するために、金融庁も「検査マニュアル」を廃止し、「形式、過去、部分への集中」に偏りがちであった検査手法を改善し、「実質、未来、全体」を志向した動的な監督へ移行することを公表しています。つまり、監督のスタンスを「プリンシプル・ベース」におき、金融機関との対話を重視しつつ、各金融機関に対しては、自ら創意工夫した「コンプライアン態勢」をつくり上げていく事を期待していると言えます。
 当社は、そのような視点に立ち、検査マニュアルに基づいた従来の「レディメイド型コンプライアンス」ではなく、お客様の実務現場に即した「デザイン型コンプライアンス」をお客様と共創することをめざしてまいります。
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